ヒガネリジュニアに入団に際して
自主性を育てる
東練馬リトルリーグでは、将来、大人になっても自発的に考える力を持ち、社会で生きていけるための教育を野球を通して行っていきます。
その上で、もっとも重要となるのが自主性をいかに育てていくかが重要になります。
野球を始めたばかりのジュニアでは、失敗を怖がらず、何度も失敗の経験を通して、成功体験を積んでもらい、「野球が楽しい!」「またここで野球がしたい!」と思うための指導を行っていきます。
そのために大切にしている3つのポイント
- 何事にも思い切って挑戦させてみる。
- 優しい励ましや称賛によって自信を持たせる。
- 親の愛情は大切ですが、時に過保護にならないように気をつけてください。
子供の言葉遣いについて
園児から小学生1、2年生くらいにかけては、自我が芽生え始める時期であり、それゆえモノの取り合いなどをはじめとする争いごとや、乱暴な言葉による攻撃が始まりやすいと言われています。
低学年の子供たちが乱暴な言葉遣いをする理由には、周囲の環境が変化するときに多く見受けられ、友だちが使っている耳慣れない言葉を新鮮でかっこいいと感じ、よい言葉も悪い言葉も区別なく覚え、使っていく傾向があります。
そして、周りの大人たちも、それを見てみないフリをしていることも多々あります。
しかし、ここでの仲間は、少なくとも中学1年の夏までを共に過ごす仲間だけではなく、子供たちにとっては一生の友となる仲間です。
言葉は人の心に勇気や絆を作ってくれますが、間違った使い方をすると、大きな刃として心を傷つけることにもなります。
だからこそ、大人は言葉遣いを子供に躾の一貫として教える必要があります。
子供たちが休憩中などで乱暴な言葉遣いをしている場合は、スタッフに遠慮せず、周囲の大人が言葉遣いの指導をしてあげてください。
叱りつけるのではなく、目を見て冷静に何がダメなのかを伝えてあげてください。
ご自身の子供じゃないから叱らないのではなく、これから苦楽を共にする一生の仲間を作るために、
子どもたちが悪い言葉を使ったときは、それは悪い言葉だということや、使ってはいけない理由を分かりやすく伝えてあげてください。
また日常生活やご自宅での生活の中でも、言葉遣いについては注意を払って、問題があるようであれば、躾をしてもらえると幸いです。
ジュニア指導方針
入団に際してのジュニアの指導方針です。
お弁当、補食について
食事は、体の発育だけでなく、疲れを取るためにも、重要な要素です。
お弁当は、朝も早く大変だと思いますが、手作りのお弁当をお願いします。
時間がなく、コンビニや牛丼などでお弁当を買われる場合もあると思います。
その際は、お弁当箱に移し替えるという、面倒ですがひと手間を加えて選手にお渡しください。
そうすることで、親への感謝の気持ちを持たせる心の面を培っていきたいと考えています。
禁止している食べ物
インスタント食品、ファーストフード、並びにお菓子の類いは持ち込み禁止しています。
ジュニアグラウンドでは、選手たちも、羨ましがるので、大人も持ち込まないでください。
お弁当については、ごはんの指定の量やおかずを指定するといった内容はありませんが、選手が少食だ
から少なくするというのではなく、体を大きくし、疲れを取るための食事という面で、栄養をバランス
考えた食育にご協力ください。
<OK な内容>
・カレー、ハヤシライスなど、レトルト食品
・冷凍食品
・コーンスープの素、即席味噌汁
・牛丼やコンビニ弁当などは OK としますが、容器をお弁当箱に移し替えるなどして下さい。
<NG な内容>
・カップ麺などインスタント食品、
・マクドナルドなどファーストフード
・お菓子の類い(ゼリーは OK です)
※練習終了後、お土産などでお菓子を配布するのはOKです。
<その他>
夏場などは、気温が上がると、そうめん、冷やしうどん、冷たいおそばといったお弁当が見受けられま
すが、麺だけを入れて持参させるのではなく、何らかのおかずを一品でも入れてあげてください。
麺だけだと、夏バテや熱中症の原因となります。
補食について
練習時、終日、子供たちは目一杯、体を動かしますので、エネルギーの消費も相当あります。
補食には、失われたエネルギーを補充し、集中力を保持する意味合いが大きいのですが、
体を大きくす るという意味合いが含まれています。
食事に充てる時間は、それほど多くありませんので、素早くエネルギーが補充ができる炭水化物のおにぎりや
ビタミンを補充できるフルーツ、ゼリー、スープなどが理想的です。
ここでもファーストフードやお菓子はNGですが、カロリーメイトなどをはじめとした
クッキータイプなどの栄養補助食品はOKとします。
ジュニアでの決まりごと
ジュニアでは、「9つの約束」「3つの感謝」「3つの合い言葉」を徹底しています。
「9つの約束」
①元気にあいさつをしよう!
② 小さい声は相手に聞こえないよ。大きい声で返事をすると相手はうれしいよ!
③ 野球の道具を大切にしよう!
④ 困っている子がいたら助けてあげよう!小さな子には優しくしよう!
⑤ もうできないと思ったら夢は叶わないよ!全力で夢を叶えよう!
⑥ 誰よりも練習をしよう。「捕るぞ!」「打つぞ!」その気持ちが大事!
⑦ グラウンドでは、みんなで会話をして動きを確認しよう!
⑧ エラーは誰でもするよ! エラーをしたら、青空リセットして、次は絶対に捕るように頑張ろう!
⑨ ケンカは絶対に禁止!
「3つの感謝」
① グラウンドに感謝!
- ジュニアグラウンドがあるから野球ができる!
② 家族に感謝!
- 野球を教えてくれる、お弁当を作ってくれる、 応援をしてくれる家族がいるから野球ができる!
③ ひがねりの仲間に感謝!
- みんながいるから野球ができる
「3つの合言葉」
① 全力野球!諦めない心!
野球は失敗のスポーツです。失敗から学ぶことがたくさんあります。
あの大谷選手だって、失敗を数多くやっても、決してネガティブにならず、次に活かそうとしています。
野球だけでなく、どんなことも諦めたらおしまい(負け)です。
決して諦めないネバーギブアップの精神が重要です。
② 会話!準備!
会話とは、まずは声を出すことだと思ってください。
エラーをして落ち込んでいる仲間に、「次こそ捕ってやろうぜ!」「点なら取り返してやるから安心しろ。」
何でもいいのです。言葉の力が仲間を支えるのです。
準備とは「守備の構え」と「試合に勝つための準備」のことです。
③ 青空リセット
ミスをしても失敗をしても、決して下を向かないこと。
下を向くくらいなら、思い切って青空をみてリセットしてみましょう。
ミスをして、下を向くと、次から次へとミスをするもの。
一旦、気持ちのリセットをするためにも、流れる雲を見つめて、心を無にして挑戦してみよう。
宿題について
ジュニアでは、毎週日曜日に監督に1週間、ご自宅で行ってきた各自の課題を「宿題」として、提出してもらっています。
汚くても構わないので、お子様の字で書かせてください。
フォーマットへの書き方は、人それぞれですので、お任せします。
練習をした日は判子を押す選手もいれば、点数を書く選手もいますし、監督へ長文のメッセージを書いていた選手もかつていたそうです。
まだ目標設定など、しっかりと考えられないという子も多いと思いますが、親子で話をしながら、やってみてください。
自主練について
平日の自主練は、野球の上達において重要な一歩です。
毎日の積み重ねができるよう工夫して練習をしてもらえると良いと思います。
目的を持たずに自主練に取り組むのではなく、練習後、コーチに何が課題で、
どういった練習をすると良いのかを聞くのもいいでしょう。
特にジュニアの間では、バッティングよりも投げ方や守備に重点を置いてあげてください。
バッティングは思いっきり力強く振れていれば、ジュニアの間では合格です。
それよりも、捕球動作の基本である、一歩目からの左足やおへそにボールを持ってくる捕球動作を極めることが大切です。
ボールがなくても出来るので、しっかりと練習をしましょう。